AI金融新聞/新聞報
自ら判断し行動にまで乗り出す人工知能(AI)エージェントが急速に拡散する中で、今後エージェントの活用可否が一人一人の就職まで決定する核心要素になるという展望が出てきた。 AIエージェントが利用者の日常と企業の業務だけでなく、雇用市場の版図まで変えることができるという分析だ。
HRテック企業ウォンテッドラボのイ·ボクギ代表は最近、毎日経済とのインタビューで「エージェントがエクセル·パワーポイント(PPT)のように日常的に使われる時期が近いうちに来るだろう」とし「今後はAIエージェントをどれほどよく使うかを確かめてみることが採用市場主要トレンドになるだろう」と展望した
2015年に設立されたウォンテッドラボは求人·求職市場でAIを最もよく活用する企業に挙げられる。 求職者と会社を連結してくれた1000万件以上の実際のデータを活用して構築したAIマッチングアルゴリズムで、特定会社内の特定職群志願時の予想合格率を算出して知らせ、企業には最も適した志願者、求職者には最善の職場を提案し、AIを活用しない一般志願対比合格率を4倍以上引き上げた。
このようなウォンテッドラボが最近集中している新事業分野が、まさにAIエージェントだ。 現在、この会社はチャットGPT·パープルシティなど20ヶ以上の生成 AIの中で利用者が望むモデルを選択し、これを活用して履歴書自動要約やAI面接コーチングのような求人·求職業務補助だけでなくウェブやモバイルアプリケーション(アプリ)基盤の生成 AIサービス製作までできる購読型AIエージェントである「ウォンテッドラス」を運営中だ。
彼は「現在、ウォンテッドラボでもラスを通じて3~5日程度で市場に発売できるクオリティのAIサービスを作っている」と説明した。
イ代表はAIエージェントがさらに発展すれば、企業が求人を指示する前にAIが自らその企業に必要な職群とそれに合う志願者を提案する時代が来ると見通した。 彼は「現在の業界動向と経済状況を分析してみると、今後あなたの企業にはこのような力量と経験を持っている人が脚光を浴びるので、彼らをあらかじめ確保すれば良いと自ら判断し、最も適合した人材を推薦までするエージェントが出現するだろう」とし「ウォンテッドラボもこれを目標にエージェントを開発中」と説明した。 関連市場も急成長している。 市場調査機関のグランドビューリサーチによると、2023年のAIエージェント市場規模は約58億2000万ドルで、2030年までに年平均42.8%成長するものとみられる。